【冬の塗装対策】冬のガレージ床塗装で「気をつけたい事」と「塗装のコツ」

2022/11/30
by 大槻 慎二

先ず基本的には「」のコンクリート床塗装は、「降雪地帯」や晴れの「日中でも5℃未満」になるような地域に住まわれている方は、なるべく春・秋・夏の塗装をおすすめします。

但し、施工スケジュールや引っ越しスケジュールの関係で、どうしてもにコンクリート床塗装をしなければいけないケースも出てきます。
にガレージハウスが完成・引き渡しでガレージの中にクルマ・バイクや什器を入れる前に塗装したいケースなどです。

私も工務店さんのお手伝いで「真冬」にガレージ・コンクリート床塗装を
何回かした事があり、問題なく塗装できました♪
その経験も踏まえてお話しします。

【コンクリート床用塗料】塗装するのにベストなコンディションは

ラストオリウムの主要なコンクリート床用塗料を基準にすると「気温・室温が15-29℃」「湿度が85%未満」が塗装に最適な条件です。
エポキシシール・コンクリートフロアペイント(直射日光のあたる屋外用塗料)
エポキシシールド・ガレージフロアコーティングキット(屋内用塗料)
ロックソリッド・ガレージフロアコーティングキット(屋内用塗料)

他社の塗料も含め、塗料の種類により最適な条件は多少上下します。

日本のほとんどの地域は冬場は乾燥しているので、「湿度」に関しては冬は塗装に適した条件であると言えます(逆に梅雨時期は「湿度」に関しては適していないので注意する必要があります)。
問題は気温・室温です。日本のほとんどの地域は冬場に最適な条件である「15-29℃」になる事はないと思います。

上記3種類のラストオリウム塗料は「気温・室温・床温度」が3℃以上であれば、塗装可能ですが乾燥・硬化時間が長くなります。

【コンクリート床用塗料】冬でも塗装に最適な条件に近づけることはできます

冬は「湿度」に関しては最適な条件の季節なので、あとは「気温・室温・床温度」を工夫すれば良いという事になります。
※降雪地帯や雨の降っている日は、冬でも湿度が85%以上になるので注意してください。

基本的に、屋内ガレージ(ガレージハウス・ビルトインガレージ)であればヒーター・エアコンなどを使用して室温を上げれば解決です。

但し、「床表面温度」も温かくなっていることを確かめてから作業してください。
ヒーターやエアコンを付けて室温が上がっても、床は少し遅れて温まります。
塗料や室温が温かい状態で冷たいコンクリート床に塗装してしまうと仕上がり不良に繋がるので気をつけてください。

但し、屋外の場合はヒーターやエアコンで温める事ができないので、日中でも気温が10℃を下回るようであればコンクリート床塗装は避けた方が良いでしょう。

【コンクリート床用塗料】冬に塗装するメリットもあります

ここまで、冬の寒い時期にコンクリート床塗装するデメリットを話してきましたが、実はメリットもあります。
二液のエポキシ系塗料(主剤と硬化剤を混合して使用するタイプの塗料)のポットライフが長くなるので、焦らずに塗装できる
湿度が低い乾燥している日が多いので湿度に関しては塗装に適した条件の日が多い。

二液の水性エポキシ系塗料「エポキシシールド・ガレージフロアコーティングキット」や「ロックソリッド・ガレージフロアコーティングキット」のポットライフが長くなるので、焦らずに塗料の混合・攪拌から塗装作業までを行う事ができます♪

ポットライフとは、二液の塗料を混合してからの可使時間(塗装できるまでの時間)の事です。エポキシシールド・ガレージフロアコーティングキットロックソリッド・ガレージフロアコーティングキットは、夏の暑い時期だと1時間未満のポットライフなので混合したら1時間未満で塗装作業を完了しなければいけません。

DIY塗装初心者の方にとっては、冬場の方が比較的のんびり時間をかけて塗装作業ができるのはメリットです♪

他にも冬場の塗装でご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください♪

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