ロックダウンは、ナノテクノロジーを活かしたクロスリンク技術で塗装済み・未塗装どちらのコンクリートフロアに対しても上塗り塗料の密着性を大幅に向上させる事のできるプライマーです。
屋内ガレージ床、屋外ガレージ床のどちらの塗装時にも使用可能な高機能のプライマーです。
※未塗装コンクリート(吸い込みの激しい床)に塗装する場合は、必ずプライマー
「ロックダウン」を
たっぷり塗布してから塗装してください。
※「吸い込みが激しい」=「水を垂らした時に10秒以内に染みこんでしまうような場合」です。
※疑問・ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
特長
・未塗装コンクリートフロア、塗装済みコンクリートフロアの両方に使用可能
・独自のクロスリンク
・ナノテクノロジーで塗料の密着性能を大幅に向上します。
・塗膜の剥離やタイヤ跡も付着トラブルを大幅に軽減します。
主成分
エタノール、アンモニア、アクリル樹脂
水性
使用できる素材
コンクリート、石積み、レンガ
使用推奨場所
駐車場、ガレージ、玄関まわり、ポーチ・バルコニー、地下室などのコンクリートフロアや石積み床
容量:3784ml
使用量、1缶あたりの塗布可能面積
3784mlあたり25㎡-40㎡塗布可能
*フロア表面の平滑度合いによる
乾燥時間/硬化時間
自然乾燥後に塗料塗布可能
*塗布後24時間以内に気温・室温が10℃を下回らないようにして下さい。
【作業方法】
注意:作業時に塗装作業用グローブとゴーグルを着用する事を推奨します。
1.下地処理/準備
十分に適切な下地処理作業を行うことは、最適な仕上がりを得るためにも最も重要です。
塗装する場所の表面は、泥・土・ほこり・油・グリース・ワックスなどの不純物がない
完全にきれいな状態にしてください。
下地種類の確認と準備
コンクリート(未塗装)下地の場合:
下地がコンクリート素地の場合は、打設後30日以上経過している事が前提です。
打設後30日未満の場合、塗装後に塗膜の密着不良・剥離などが発生する可能性が高くなります。
①「コンクリートフロアペイント クリーン&エッチング」をコンクリートフロア表面に
満遍なく塗布します。その後、軽く水で洗い流してから、しっかりと乾燥させます。
これにより、コンクリートフロア表面の密着力が高まります。
②「コンクリートフロアペイント クリーン&エッチング」は下記のように希釈して
使用してください。
(1)ガレージフロアなど滑らかの表面のコンクリートフロアの場合は水と1:1で希釈します。
(2)上記以外のコンクリートフロアの場合は水と2:1で希釈します。
*駐車場・ガレージ・地下室などの滑らかな仕上げのコンクリートフロアはもちろん、
粗い表面のコンクリートフロアにもこの工程を行うことを推奨します。
③「コンクリートフロアペイント クリーン&エッチング」は1㎡毎に作業してください。
コンクリートフロア表面を満遍なく水で濡らし、その後適切に希釈した「コンクリートフロア
ペイント クリーン&エッチング」を満遍なく塗布した上で、毛先の堅いデッキブラシやほうきで
泡立てながら全体を擦るように作業していきます。その後、高圧洗浄機などを使用して、
水でしっかりと洗い流してください。
④乾燥後、「コンクリートフロアペイント クリーン&エッチング」が機能しているかテストして
ください。水を垂らして、直ぐに染みこんでいけば次の工程に進んでください。そうでない場合、
再度エッチング作業を行ってください。
⑤更にコンクリートフロア表面の塗料との密着力を向上させたい場合は、「コンクリートフロアペイント ロックダウン」をコンクリートフロア全体に薄く塗布します。
⑥「コンクリートフロアペイント ロックダウン」は希釈せずに原液のまま使用してください。
使用前には軽くかき混ぜてください(気泡が生じないようにしてください)。1回塗りで薄膜の形成を
推奨します。
⑦もし、1回目塗布後もコンクリートフロアにチョーキング(表面に白い粉上のものが残っている)が
残っていたり、孔が多数ある場合は2回目の塗布を行ってください。1回目の塗布2-4時間後に
2回目に移行する事が可能です。
⑧「コンクリートフロアペイント ロックダウン」は塗布後2時間で最適な効果を発揮し始めます。
塗料の塗布作業開始は、2時間以上経過してから行ってください。
塗装がしてある(古い塗膜がある)下地の場合:
古い塗膜が一液性の水性塗料である事を推奨します。古い塗膜が二液性の油性塗料の場合は
より丁寧に時間をかけて下地処理作業を行うことを推奨します。
①古い塗膜をサンドペーパーやサンダー(#150-#200)を使用するかワイヤーブラシなどを
使用して完全に取り除きます。その後、高圧洗浄機などを使用して表面の不純物を完全に
取り除きます。
②更に油汚れなど頑固な汚れをコンクリートフロア用ディグリーサーなどを使用して、
しっかり取り除いた後に、「コンクリート(未塗装)下地の場合」と同様の作業を行ってください。
補修が必要な場合(ひび割れ・クラックなど):
コンクリートフロアペイント クラックパッチを使用して、1/2インチ以下(12.7㎜以下)の
深さのひび割れ・クラック・欠けを補修することができます。
*気温・室温が10℃-38℃の範囲で作業するようにしてください。
①コンクリートフロアペイント クラックパッチの袋を開け、1袋(3ポンド。約1360g)に
対して約280mlの水を混ぜ合わせます。必要ならば追加で約168gの水を追加する事もできます。
袋を揉むようにして混ぜ合わせ内部の空気が抜きます。
②袋をジップを閉め、更に3分間揉むようにして混ぜ合わせ、内容物と水がダマにならないように
しっかりと混ぜ合わせます。
③その後、8-10分で硬化し始めますので、必要量だけを水と混合する事も可能です。
④充填箇所は事前に軽く濡らしておくようにしてください。
⑤充填箇所全体にコンクリートフロアペイント クラックパッチが密着するように、
コテ・ヘラや指でしっかり押し込みながら充填してください。
⑥常に多少盛り上がるように充填してください。
⑦8-10分後に硬化し始めたら、充填箇所と周囲を均すように削ってください。
*削る方向は常に一定の方向で行ってください。
2.塗装作業
- 「【塗装時の前提条件】」をよく読んでから、次の作業に進んでください。
- エポキシシール コンクリートフロアペイントは原液のまま使用し、水などで
希釈しないでください。 - 気温・室温・フロア表面温度が10℃-32℃の範囲の時に作業してください。
- 一度に1ガロン(1缶)以上の容量を使用する場合、必要量全てを一つに混合して、
良くかき混ぜてから塗装してください(色の均一性を維持するため)。 - 塗料を良くかき混ぜた上で、塗装用ローラー(*)か合成樹脂製ブラシで薄い塗膜を
形成するように1回目の塗装をしていきます。 - 1回目の塗装から4-6時間後(**)に、1回目とは90度違う角度で2回目の塗装をしていきます。
*滑らかな表面に塗装する場合は6㎜前後の毛の長さ、ほうき目仕上げ表面の場合は10㎜前後、
粗い表面の場合は12㎜前後の毛の長さのローラーを使用してください。
**気温・室温が低い時や湿度が高い時はより長めの乾燥時間を確保してください。
仕上りを大理石調にしたい場合:
コンクリートフロアペイント デコレイティブチップスを使用します。
コンクリートフロアペイント デコレイティブチップスは、どのようなタイプの
一液もしくは二液のコンクリート用塗料にも使用できます。
*一液、二液、水性、油性に限らず、どのような塗料にも使用できます。
コンクリートフロアペイント デコレイティブチップスは、コンクリートフロアの仕上りを
大理石調に装飾することができるだけでなく、塗料の塗りムラや欠けやクラックを目立たなくする
効果もあります。
・コンクリートフロアペイント デコレイティブチップスは、塗料と混ぜないようにしてください。
・塗料を1㎡塗布する毎に、塗料の上に撒くようにしていきます。
*塗料が乾く前に撒くことで、しっかりと密着します。
*1袋(1ポンド。約453g)で25㎡装飾する事が可能です。
1.屋外ガレージ・コンクリート床塗装作業動画
※塗装済みのコンクリート床を塗り替えする時はもちろん、新設のコンクリート床(未塗装)を塗装する際にも、
ロックダウンを使用してプライマー処理する事をおすすめします。
2.プライマー処理作業動画(北米版)
※この動画では缶タイプのロックダウンを使用していますが、2021年末より
プラスチック容器タイプに変更になっております。
1.クリーニング&エッチング
塗り替えたい場所をしっかりクリーニングします。
塗装表面の状況により、「クリーン&エッチング」も使用します。
※未塗装のコンクリート床に塗装する場合は、「クリーン&エッチング」を
使用してください。「クリーン&エッチング」は酸性成分の作用で、
アルカリ性のコンクリート床を中和させ、より塗膜の密着を向上させる
効果があります。
※塗装済みのコンクリート床の塗り替えの場合は、必ずしも
「クリーン&エッチング」は必要ではありません。ただし、高圧洗浄機などを
使用し、しっかりと汚れを除去してから次の作業に移行してください。
※(上の画像)デッキブラシや高圧洗浄機でしっかり汚れを除去します。
※(上の画像)家族みんなで作業すると、仕上がりにより愛着がわきます♪
※(上の画像)クリーン&エッチングは、水で希釈して使用します。
画像のように「じょうろ」の中で希釈すると作業が効率的になります。
※(上の画像)未塗装のコンクリート床に塗装する場合は、特に念入りに
クリーン&エッチングでの作業を行ってください。
2.プライマー処理
塗布したい場所と塗料の密着性能をより向上させたい場合、 塗料の吸い込みを抑えたい場合は、「ロックダウン」を使用します。
※(上の画像)プライマー「ロックダウン」は、乳白色の液体です。
しっかりと満遍なく塗布してください。特に、未塗装のコンクリート床に
塗装する場合は、たっぷりと塗布してください。
上の画像は、塗装済みのコンクリート床の塗り替え作業でしたので、
薄く塗布しています。
※(上の画像3点)は、未塗装のコンクリート床ですので、
プライマー「ロックダウン」をたっぷりと塗布しています。
3.塗装
ローラーを使用して、塗装していきます。
よりお洒落にに仕上げたい場合は、「デコレイティブチップス」をこの工程で
使用します。
※(上の画像)1㎡塗装する毎に、デコレイティブチップスを上から撒くように
振りかけていきます。

※(上の画像)のように「塗装する担当」と「デコレイティブチップスを撒く担当」
2名で作業すると効率的です。
上の作業時は、子ども達だけでもできました♪
4.完成
※(上の画像)エポキシシールコンクリートフロアペイントは、クルマやトラック
などを乗り入れ可能となるには5日間ほどかかりますので、「旅行のタイミング」
「車検のタイミング」「預けられる場所が見つかった時」など良いタイミングで
作業してください。